特集 進行期肺癌治癒への道—がんゲノム医療と免疫プレシジョン医療の接点
Ⅱ.分子標的治療薬最前線
EGFR-チロシンキナーゼ阻害剤(TKI)と細胞障害性抗がん剤もしくは血管新生阻害薬との併用治療
長島 広相
1
,
前門戸 任
1
1岩手医科大学内科学講座呼吸器内科分野
pp.368-373
発行日 2020年8月1日
Published Date 2020/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200374
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Point
・EGFR-チロシンキナーゼ阻害剤(TKI)と細胞障害性抗がん剤または血管新生阻害薬との併用療法は,EGFR-TKI単剤治療よりも長いPFS,OSを得る可能性がある.
・オシメルチニブが標準治療となっているなか,どの患者群にこれらの治療を適応していくかが課題で,血管新生阻害薬との併用では胸膜病変のある症例,EGFR L858R変異を有する症例が候補となる.
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