特集 非侵襲的呼吸管理の実践講座—酸素療法からハイフロー,NIVまで症例で学ぶ
Ⅳ.慢性呼吸不全
拘束性疾患—CO2モニタを用いたNPPV設定の方法とは?
福井 基成
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1公益財団法人田附興風会医学研究所北野病院呼吸器センター
pp.94-103
発行日 2019年2月1日
Published Date 2019/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200221
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Point
・拘束性換気障害を伴う疾患による慢性Ⅱ型呼吸不全に対しては,長期NPPVを積極的に導入することで生命予後やQOLを改善させることが期待されている.
・NPPVの導入に際しては,日中の動脈血液ガスだけに頼るのではなく,夜間SpO2モニタリングや経皮CO2モニタリングを積極的に行い,睡眠時,特にREM睡眠時の低換気を正確に評価し,これらを是正するようにNPPVの設定を行うことが重要である.
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