Japanese
English
今月の主題 意識障害への新しいアプローチ
知っておきたい脳症
CO2ナルコーシス
篠原 幸人
1
1慶大・神経内科
pp.12-13
発行日 1975年1月10日
Published Date 1975/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205722
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- Abstract 文献概要
呼吸困難を訴える肺気腫あるいは肺線維症の患者に高濃度の酸素吸入を行うと,頭痛が生じたり,ときには意識混濁から昏睡に陥ることがRichards & Barach(1932),およびBarach(1941)により報告された.この現象は動脈血中のO2には関係なく,CO2分圧の著明な上昇により発現するもので,この高度のhypercapniaによる神経症状は後にCO2 narcosis,CO2intoxicationあるいはhypercapnic encephalopathyなどと呼ばれるようになった.
本症と同様に換気障害に起因するが,動脈血中のO2分圧が減少して脳に酸素欠乏をもたらすhypoxic encephalopathyとは病態生理的に全く異なるものである.
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