特集 「咳嗽」と「喀痰」を診る
Ⅱ.咳嗽・喀痰を来す主な疾患
副鼻腔気管支症候群による咳嗽,喀痰の診断と治療—慢性副鼻腔炎(従来型・好酸球性)による後鼻漏
藤枝 重治
1
,
宮本 大輔
1
,
吉田 加奈子
1
1福井大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科
pp.434-440
発行日 2018年8月1日
Published Date 2018/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200165
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Point
・1〜4週間の急性副鼻腔炎による後鼻漏は,細菌培養をとり,まずペニシリン系抗菌薬を投与する.
・12週以上継続している咳嗽時には,開口させて咽頭後壁に後鼻漏がないか確認しよう.
・難治性副鼻腔炎である好酸球性副鼻腔炎は,末梢好酸球,副鼻腔CTによるJESRECスコアで診断をする.
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