特集 「咳嗽」と「喀痰」を診る
Ⅰ.総論
咳嗽診療に必要な基礎知識—発生機序,分類,原因疾患,治療
松瀬 厚人
1
1東邦大学医療センター大橋病院呼吸器内科
pp.374-380
発行日 2018年8月1日
Published Date 2018/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200156
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Point
・咳嗽は喀痰の有無と持続期間により分類する.
・咳喘息は成人の狭義の慢性咳嗽の最も頻度が高い原因疾患である.
・慢性咳嗽では詳細な病歴聴取を基に治療前診断を行う.
・治療前診断に特異的な診断的治療を行い,咳嗽が改善したら治療後診断として確定する.
・治療前診断が困難な場合や診断的治療が無効な場合,専門医への紹介を躊躇してはならない.
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