特集 呼吸器救急診療ブラッシュアップ—自信をもって対応できる
Ⅴ.主な疾患からみた救急マネージメント
アナフィラキシーショック
久田 剛志
1
1群馬大学医学部附属病院呼吸器・アレルギー内科
pp.169-177
発行日 2018年2月1日
Published Date 2018/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200122
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Point
・アナフィラキシーショックは,「アレルゲンなどの侵入により,複数臓器に全身性にアレルギー症状が惹起され,生命に危機を与え得る過敏反応であるアナフィラキシーに,血圧低下や意識障害を伴う場合」と定義される.
・アナフィラキシーに関しては国際的なガイドラインが存在し,わが国の実情に合わせた日本のアナフィラキシーガイドラインがある.
・アナフィラキシーショックの初期対応において用いられる薬物として,アドレナリンの筋注が第一選択薬である.
・プレホスピタルケアとして,アドレナリン自己注射製剤は保険適用となっている.
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