特集 肺癌—最新の治療戦略と失敗しないための秘訣
Ⅱ.早期肺癌症例の治療戦略
非小細胞肺癌stage Ⅱ〜Ⅲに対する治療戦略
有村 隆明
1
,
坂倉 範昭
1
,
坂尾 幸則
1
1愛知県がんセンター中央病院呼吸器外科
pp.570-576
発行日 2017年11月1日
Published Date 2017/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200079
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Point
・非小細胞肺癌のstage Ⅱ〜Ⅲ期は様々な対象病変から構成されており,治療戦略を一概に述べることはできない.
・N2肺癌を除いたstage Ⅱ〜Ⅲ期非小細胞肺癌の治療戦略をcN1肺癌,T3臓器浸潤肺癌,肺尖部胸壁浸潤肺癌,T4臓器浸潤肺癌に分けて述べる.
・術後補助化学療法は5年生存率で4.1〜8.6%の上乗せ効果が示唆されているが,今後は分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬を併用した術後補助化学療法が期待される.
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