特集 肺癌—最新の治療戦略と失敗しないための秘訣
Ⅰ.総論
肺癌の新TNM分類(第8版)について—第7版と対比して
菱田 智之
1
,
大塚 崇
1
,
淺村 尚生
1
1慶應義塾大学医学部外科学(呼吸器)
pp.550-555
発行日 2017年11月1日
Published Date 2017/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200076
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Point
・2017年1月より肺癌のTNM分類が第8版に発効となった.
・新TNM分類(第8版)では,T因子,M因子が改訂された.
・T因子は腫瘍径により細分化され,M因子のうち,従来のM1bは単臓器単発転移に限定され,多発転移はM1cに分類されることとなった.
・T因子の決定は,clinical,pathologicalともに,(非浸潤成分を除いた)浸潤成分の最大径に基づくことが明記された.
Copyright © 2017, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.