特集 呼吸器感染症治療薬の上手な使い方—症例から紐解く達人の技
Ⅴ.肺真菌症
慢性進行性肺アスペルギルス症の治療にはどの抗真菌薬が有用か?
伊藤 裕也
1
,
宮崎 泰可
1
1長崎大学病院呼吸器内科(第二内科)
pp.490-496
発行日 2017年8月1日
Published Date 2017/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200065
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Point
・有症状例の初期治療にはキャンディン系薬かボリコナゾールの点滴治療が第一選択となる.
・患者の免疫状態や疾患の病勢,薬剤の副作用・相互作用などを考慮して治療薬と治療期間を選択する.
・多くの場合,アゾール系経口薬(ボリコナゾールまたはイトラコナゾール)による数カ月の維持治療を要する.
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