特集 呼吸器感染症治療薬の上手な使い方—症例から紐解く達人の技
Ⅳ.抗酸菌症
肺非結核性抗酸菌症の治療薬と治療開始時期・終了時期は?
鈴木 克洋
1
1国立病院機構近畿中央胸部疾患センター
pp.476-481
発行日 2017年8月1日
Published Date 2017/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200063
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Point
・肺MAC症は診断基準を満たした時点で化学療法を開始するのが原則であるが,結節気管支拡張型の一部では無治療で経過観察することもある.
・化学療法はCAM+EB+RFPの併用で行うのが原則である.しかし特に高齢軽症例ではCAM+EBやEM少量長期療法を用いることもある.
・線維空洞型肺MAC症は速やかに化学療法を開始し,外科手術を積極的に考慮しなければならない.
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