報告記
第20回国際脳循環代謝学会—(台北,2001年6月9日〜13日)
斉藤 延人
1
1群馬大学医学部脳神経外科
pp.103-104
発行日 2002年1月10日
Published Date 2002/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436902158
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2001年6月9日より13日まで台湾は台北において,第20回国際脳循環代謝学会(XXth Interna-tional Symposium on Cerebral Blood Flow,Metabo-lism and Function;Brain '01)が開催された.この学会は前回のCopenhagenより踏襲して,第5回International Conference on Quantification of BrainFunction With PET(BrainPET '01)と同時開催されており,幅広い層の研究者たちが一堂に会することができるようになっている.学会長のTony J-FLee教授の学会抄録巻頭言によると,24カ国より546件の演題応募があり,20セッション86題の口演と32セッション496題のポスター演題が発表された.これに加え招待演者4名によるPle-nary sessionが開かれた.その内容は実験脳虚血から臨床脳循環代謝まで幅広く取り上げられていた.印象としてはアポトーシス関連の演題は減少し,次のトピックスになるであろう幹細胞関連の演題はまだ少ないという感じを受けた.また,MRIをはじめとする画像診断の演題の数が増えている印象を受けた.
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