扉
交通事故対策に関連して
三輪 哲郎
1
1東京医科大学脳神経外科
pp.225-226
発行日 1990年3月10日
Published Date 1990/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436900038
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私の尊敬する慈恵医大脳神経外科の中村紀夫教授は著書,「MRI vs CT100」(1986)の巻頭の中で「……1973年以後CTは広原の瞭火の如く忽ちにして世界中を一世風靡し,中枢神経疾患に関する従来の診断方法を変え,画期的な進歩を齎らした.次いで今度はMRIの機器の登場である.かつてのサンフランシスコの講習会(1973)で脳血管撮影像の講義をしてくれた神経放射線医が新たにMRIについての著書をかいているのをみると10年余の間のこの領域の発展はまことに感無量である.……」と急速な画像診断の発展を感嘆しておられる.
実は私もこの講習会に参加していたのでその感想は全く同じである.
私は現在私立医科大学の学長兼脳神経外科教授という兼務職についているため日常診療でのactivityは低下し且つ毎日の教室内情報に遅れ勝ちになっている.自分自身を強く戒めるため,医局の日課の一つ,朝礼に可及的率先出席して前日当直者の報告を聞く事にしている.(他の日課については紙面の都合上省かせて頂く)
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