扉
手術とフロー体験
中洲 庸子
1,2
1滋賀医科大学脳神経外科
2前 県立静岡がんセンター脳神経外科
pp.849-851
発行日 2018年10月10日
Published Date 2018/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436203827
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集中して自分を高め,最大限の力を発揮するためにはどうするべきか,前に進むことを常に考えて,日々取り組んできました.
実は,私は外科医として,決して素質や環境に恵まれた人間だったわけではありません.また,女性に対する偏見が今よりも強い時代に職業人生をスタートしました.ところが,そういう私が試行錯誤の末,大好きなフィールドをいくつかみつけ,幸福な脳神経外科医になれたのです.その要因は,たくさんの幸運な指導や支援を受けられたこと,家族の献身,自己のモチベーションを維持したことなどいくつかあります.この拙文では,特にモチベーションの源としての「フロー体験」と「自己効力感」について,個人的経験を述べたいと思います.ただし,これらの心理学的理論を専門的に研究したのではなく,自己流で解釈・活用していることをお断りしておきます.
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