読者からの手紙
「長期観察により乏突起神経膠腫の合併を診断できた皮質下出血の1 例」の論文(45(3):233-238,2017)を拝読して
野田 伸司
1
,
木戸口 正宗
2
1土岐市立総合病院脳神経外科
2福井大学脳脊髄神経外科
pp.918,930-931
発行日 2017年10月10日
Published Date 2017/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436203619
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標記論文を拝読しました.私も,同じような経験があります.
自験例:70歳女性,左側頭葉皮質下出血の症例.脳血管撮影では異常血管なし.開頭血腫除去術中に微小血管からの出血を認め,高血圧性脳出血と診断.半年後の頭部MRでは血腫摘出腔を認めるもその他に異常なし.さらに半年後,運動性失語を発症.血腫除去部に出現した悪性腫瘍と画像診断し,腫瘍摘出術を施行.病理検査でIDH wild,悪性神経膠腫と診断(2016年脳神経外科学会総会にてポスター発表).
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