扉
評価
岩渕 隆
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1弘前大学脳神経外科
pp.1153-1154
発行日 1987年11月10日
Published Date 1987/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436202491
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人間が人間を評価するというのは,どうも気が重い.出来ることなら避けて通りたい.しかし職務とあらば,逃げる訳にもいかない.例えば期末試験をして,100点満点で採点する.30点以下はしようがないとしても,47点位のは通してやりたいと思ったとする.もしもう一寸ましな先生についていれば60点位は取った学生かも知れない.そうすればこちらにも責任がある.13点を加えれば60点になって合格である.しかし公平を期して全員に13点を加えると,87点以上取った学生が居れば100点を越えて,どうも具合が悪い.最高点を100点以下に押さえて,その間を一定の割合で水増しするにはどうすればよいか,簡単な数学の問題で解くのは易しい.今までは簡便確実な方法として方眼紙に直線グラフを画いて換算表を作って来た.今は大抵の人がパソコンを叩く時代である.しかし意外にも書いてある本がない.探せば良いのかも知れないが大変である.そこで及ばずながらプログラムを作ってみた.BASIC N88であればFig.1-1のようになる.機種によっては四捨五入の命令に%の記号が使えないものもあるというので,そのときはFig.1-2のようにすればよいであろう.そしてRUNさせるとFig.2のように次々聞いて来るので,その時の都合で丸印の数字を打込んでやると,たちどころに換算式と換算表が出て来る.
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