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扉
離島医療と専門医の地域偏在化
Editorial Note
吉井 與志彦
1
Yoshihiko YOSHII
1
1琉球大学脳神経外科
pp.1079-1080
発行日 2006年11月1日
Published Date 2006/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436100299
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- Abstract 文献概要
私が沖縄にきて,早いものでもう10年になる.この10年やってきたことの1つは,如何に沖縄に脳神経外科医を増やすかということであった.脳神経外科医の勤務内容が,忙しく,リスクも高く,しかも医師には何の特典もなく,さらに緊急手術や処置で自分の時間が思うようにとれない等が災いして,10年経つがいまだに充足していない.昨年文科省が公募した「地域医療人養成プログラム」に,これまでの人集めの苦労を基に構想した「離島医療人養成教育プログラム(RITOプロと略)」が採択され,その専門部会長を併任することになった.
このRITOプロは,沖縄で,現在少ない脳神経外科,産科,プライマリ・ケア,麻酔科の4診療科に焦点を当て,それらの専門医を増やすために,10~20年先を考えた教育プログラムである一方,県外を含めて,既に専門医となった医師を対象に,沖縄の離島医療への貢献とRITOプロ研修医・医員への指導を担う専門医の確保を目指したプログラムの2重構造になっている.いくつかの特典を付加して,特化医療人として募集をしている.もし興味があれば,是非,ホームページ(http://www.hosp.u-ryukyu.ac.jp/edupro/index.html)にアクセスして欲しい.
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