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報告記
6th Asian CNS(Asian Conference of Neurological Surgeons)報告記
6th Asian CNS(Asian Conference of Neurological Surgeons)
神野 哲夫
1
1藤田保健衛生大学脳神経外科
pp.519
発行日 2006年5月1日
Published Date 2006/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436100192
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2006年の1月末にインドのムンバイで第6回Asian Conference of Neurological Surgeons(Asian CNS)が開催されました.1月のムンバイは暑くありませんでした.Misra教授の会長のもと,素晴らしい学会が開催されました.参加者はアジアのみでなく,中近東,アフリカまで800人を越える大盛況でした.1993年,トヨタ自動車の海外研修者用のセミナー会場で第1回が開催された時は100名弱の参加者数でした.今昔の感を深くします.
前回の第5回のAsian CNS(ジャカルタ)に引き続き,今回もWFNS(World Federation of Neurosurgical Societies)の公式な支援がありました.Brotchi会長はじめ,Samii教授,Basso教授,Choux教授,Sehker教授,Rosseau教授,De Sousa教授,Russel教授,Bricolo教授など壮々たるメンバーでした.彼らの講演もいつもながら聞き応えのあるものでした.Samii教授の聴神経腫瘍手術3,000例,Choux教授のcraniopharyngioma約100例,そして驚いたのは水頭症に対する10,000例を超える手術数,Brotchi教授のparasagittal,falx meningiomaに対する素晴らしい手術などなどです.WFNSの偉い先生方は政治ばかりしている人達との陰口をよく聞きますが,事実は全く違うのです.われわれとは桁違いの臨床をやりこんだ人達なのです.これは我々も心しなければならないことかと考えます.
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