連載 IT自由自在
Network接続によるworkstationの活用
佐藤 透
1
1医) 涼風会 佐藤脳神経外科
pp.1131-1135
発行日 2005年11月1日
Published Date 2005/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436100153
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
Seeing is believing,百聞は一見にしかずの諺のごとく,生体情報の3次元可視化は,肉眼や想像力の限界を打破したい潜在的な人間の好奇心をくすぐる.CTやMRIで得られる元画像(source image)は,一般撮影での単なる平面写真(透過画像)ではなく,1枚1枚が厚みを持ったvolume dataである.最近のコンピュータ技術とmedical visualization softwareの革新に伴い,workstationを用いることでvolume dataから極めて短時間で3次元画像の作成が可能となり,長年の夢であった3次元画像診断が現実のものとなった.今回は,workstationと個別のpersonal computer(PC)とをnetwork接続することで,3次元画像を日常診療で簡便に活用しているので,現状を紹介し3次元画像の新たな展望について略記した.
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.