連載 手技の解説
Sit‒stand endoscopic workstation―人間工学から考える内視鏡
松崎 一平
1
,
服部 昌志
1
,
山本 孔次郎
2
,
榎原 毅
2
,
中村 正直
3
,
藤城 光弘
3
1医療法人山下病院消化器内科
2名古屋市立大学大学院医学研究科環境労働衛生学分野
3名古屋大学大学院医学系研究科 消化器内科学
キーワード:
人間工学
,
sit‒stand endoscopic workstation
,
筋骨格系障害
Keyword:
人間工学
,
sit‒stand endoscopic workstation
,
筋骨格系障害
pp.661-666
発行日 2020年5月20日
Published Date 2020/5/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000001177
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消化器内視鏡従事者(医師,看護師,技師,洗浄員)は,内視鏡検査,治療,洗浄等において長時間の上肢保持,立位姿勢といった同一拘束姿勢やひねり姿勢を強いられることが多い.人間工学の領域では,このような作業により筋骨格系障害(musculoskeletal disorder;MSD)が起こることが知られており,本邦においても2012 年に日本超音波医学会から「超音波検査者が安全・快適で健康的に働くための提言」がなされている.しかしながら,消化器内視鏡分野での調査,教育は十分とはいえない.
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