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さる2004年12月1日から3日にかけて,インドネシア・バリ島にありますUdayana大学の解剖教室と,クタ区域のDiscovery Kartika Plaza Hotelにおいて,第1回ACNS/AASNS/WFNS脳神経外科学合同学会および解剖ワークショップが行われました.参加者は,アジア10カ国から380名近い若手から中堅の脳神経外科医を中心とし,executive committeeであるシニアの先生方に御参集をいただきました.本会は,これから伸びようとする,特に若手の脳神経外科医の教育ということに主眼をおき,解剖ワークショップでは,米国Rohton先生の協力を得て,2体の柔らかい,現実の手術さながらのヘッドを入手し,また現地からは10体のヘッド,ならびに脊椎の解剖のための全身を準備していただきました.CadaverのHands-on Workshopでは,日本からも頭蓋底腫瘍や脳室内手術の第一線をリードされる先生方を講師としてお招きし,また,外国からもその道の一線の方共々,レクチャーに引き続く解剖Hands-onワークショップを,1日フルに行いました.
2日目は,教育講演を主体として,血管障害,脳腫瘍,脊椎・脊髄部門,小児関係を含めて,WFNSの代表の先生方からも立派な講演をいただきました.講演数としては110題で,これに加え,モーニングセミナー,ランチョンセミナーなども盛りだくさんにランニングし,アジアからの若手の先生方に最新の知識のexposureと手術手技,患者の術前術後の管理,手術機器,モニターなどの幅広い領域に渡る教育講演を行うことができました.ディスカッションの時間が若干不足しましたけれども,フロアで多くの若手の先生からの質問を受ける場面も見受けられました.
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