Japanese
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特集 第23回脳のシンポジウム
胎児期の神経障害
神経奇形の分類と実態
Classification and survey of congenital malformation in the central nervous system.
松本 悟
1
Satoshi MATSUMOTO
1
1神戸大学医学部脳神経外科
1Department of Neurosurgery, Kobe University School of Medicine
pp.914-922
発行日 1988年12月10日
Published Date 1988/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431906238
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はじめに
奇形とは一般に,ある器官ないし器官系の異常でその種族にみられる変異域の埓外にあるものをいう。
中枢神経系奇形はその形態学的特異性から,普通は容易に診断されやすい。しかし,その異常が細胞レベルにおいてのみに限定されることもある。この場合は臨床症候が唯一の手掛かりとなってくる。また神経奇形の診断は,生後の神経系の形態異常にもとづいて行なわれていたが,胎生期診断も可能になりつつある。
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