特集Ⅰ 代謝性神経疾患
代謝異常による神経疾患研究の現況
里吉 営二郎
1
1東邦大学阿部内科
pp.216
発行日 1965年7月25日
Published Date 1965/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431904169
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神経疾患の研究には古くから病理組識学的方法が用いられ,臨床像を解明する手がかりとして重要視されてきている。一方近年神経疾患を代謝異常の面より解明しようという努力が盛んに行なわれており,従来不明であつた疾患の本態が次第に明らかにされ,またその治療に新しい道がつぎつぎとみいだされつつある。
代謝異常によつて起こつてくる神経疾患は少なくないが,近年研究者が最も多くの努力をはらつているもののひとつは遺伝性疾患であろう。
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