Japanese
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特集 神経疫学
Apoplexy(脳卒中)の疫学
Epidemiology of Apoplexy
佐々木 直亮
1
Naosuke Sasaki
1
1弘前大学医学部衛生学教室
1Dept. of Hygiene, Faculty of Medicine, Hirosaki Univ.
pp.297-312
発行日 1963年3月25日
Published Date 1963/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431904016
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I.はじめに
ギリシヤ語のapoplexiaは語源からみると,apoはfrom,plexisはastrokeそしてiaはconditionであり,ガレヌスの時代に用いられたapoplesseinとは,"Sudden loss of feelingand movement of the whole body, with theexception of respiration"をさすのに用いられたとある1)。
脳卒中とは,わが国では国際死因分類の「中枢神経系の血管損傷」として,簡単分類ならB22に,基本分類なら330〜334に分類される死亡名の略称であつて,脳出血,あるいは脳溢血,又脳軟化とよばれるものの総称と考えるのが適当であろう2).
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