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特集 第6回脳のシンポジウム
主題—ウイルス感染と神経系(いわゆるslow virus infectionの考え方)
SMONの疫学—われわれの経験した院内発生について
Epidemiology of Subacute Myelo-optico-neuropathy in the Four Hospitals
安藤 一也
1
,
祖父江 逸郎
1
Kazuya Ando
1
,
Itsuro Sobue
1
1名古屋大学医学部第一内科学教室
1Dept. of 1st. Internal Med., Nagoya University School of Medicine
pp.531-535
発行日 1971年7月15日
Published Date 1971/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431903271
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I.はじめに
種々の疾患で入院中の患者や病院勤務者があいついでSMONに罹患する現象は院内発生としてとりあつかわれ,その報告も少なくない。われわれはいくつかの病院でSMON発生の実態を分析してみると,種々の疾患でくりかえし外来通院中の患者からあいついでSMONが発生する場合もあることを知つた。ここでは4病院でのSMONの院内発生の事実と若干の調査結果についてのべ,あわせてキノホルム剤との関連についてもふれてみたい。
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