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特集 第6回脳のシンポジウム
主題—ウイルス感染と神経系(いわゆるslow virus infectionの考え方)
腹部症状を伴うMyeloneuropathy(SMON)の臨床
Clinical Picture of Myeloneuropathy (SMON) with Abdominal Disorder
祖父江 逸郎
1
,
安藤 一也
1
Itsuro Sobue
1
,
Kazuya Ando
1
1名古屋大学医学部第一内科
11st Department of Internal Medicine, Nagoya University, School of Medicine
pp.510-524
発行日 1971年7月15日
Published Date 1971/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431903269
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腹部症状を伴うMyeloneuropathy(SMON)についてはこれまでに多数の報告があり,臨床像の分析がなされているが,諸家により見解に多少の差があり,まだ十分整理されていない点もある。取り扱つている対象症例の種類や症状の程度などにばらつきがあるため,まとめられている成績,ことに各症状の頻度などの点でもくいちがいがみられる。筆者らは昭和32年ごろから症例の収集と観察を続けており,年次別にも追跡調査を行ない,これまでにも種々の角度から臨床像についての見解をまとめ報告してきた2,16,17,24,25,31,32,41,42)。今回は昭和44年末までに発症した自験例900例について臨床像を中心に解析した成績を述べる。
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