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特集 第1回国際神経科学会展望
神経病学に於ける意識
F.Bremer:意識変動の生理学と病理学に関する二,三の問題
Quelques problèmes posés par la physiopathologie des altérations de la conscience.
川村 浩
pp.470-474
発行日 1958年2月28日
Published Date 1958/2/28
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431901615
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緒言
意識の変動を生理学的あるいは病態生理学的に研究しようとする場合,ますぶつかる困難は,意識をどのように定義するかという問題である。古い形而上学的な心理学を別としてBremerはこのエッセイでまず意識についてあきらかに質的に異つた状態,即ち動物が覚醒しあるものに注意を払う状態と,深い昏睡との明確な相違を出発の基礎としている。彼は短い歴史的な概観ののちに,神経生理学の現実的な二,三の面を提示している。
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