特集 第1回国際神経科学会展望
第1回国際神経科学会に出席して
内村 祐之
1
1東京大学精神医学教室
pp.421-425
発行日 1958年2月28日
Published Date 1958/2/28
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431901605
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1957年の7月21日から28日まで,ブラッセルで第1回の国際神経科学会(International Congressof the Neurological Sciences)が開かれまして,私は他の多くの同僚の方とそれに出席いたしましたので,皆様の何か御参考になるかと思いまして,その概要をお話いたします。
学術会議からは,私のほかに,冲中教授,白木助教授,順天堂の楢林助教授,和歌山大学の竹林教授,昭和医大の渡辺教授,その他数人の方が日本の代表として出席され,また当時旅行をされておつた方,あるいは留学中の方なども来られまして,日本人は全体で15〜6名,あるいはそれ以上にのぼつたかと思います。出席された方々がいろいろお話をもつておると思いますが,私は私が感じたところ,あるいは大体会の構成といったこうなことを話してみたいと考えるのでございます。
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