特集 恐れず恐れよ!骨転移診療 超実践ガイド
Part2 骨転移は誰が、どう診ればよいのか
各職種の役割と現場を変える積極的なかかわり方
放射線診断科の立場から
中西 克之
1
1大阪国際がんセンター放射線診断科
pp.415
発行日 2018年10月15日
Published Date 2018/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1430200325
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チーム介入前の課題
近年の超高齢社会に加え、①治療法の進歩によるがん患者生存期間の延長、②がん以外の疾患の救命率向上によるがん罹患率の上昇、③画像診断機器の発達などの要因から、骨転移に遭遇する機会が増えている。当然、画像診断でがんが背景にあるとわかっていれば、常に骨転移の存在を意識する必要があり、またそのような背景がなくとも、骨転移ががん発見の契機となることもあるのは周知のことである。
このような中、画像診断機器の発達、診断技術が向上したことで、より正確な骨転移の存在診断、質的診断が求められるようになってきている。
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