連載 Evidence “The Classic” Review
《胚細胞腫瘍》胚細胞腫瘍の国際標準—予後因子に基づくステージングシステム:IGCCC
前嶋 愛子
1
1国立がん研究センター中央病院泌尿器・後腹膜腫瘍科
pp.356-357
発行日 2016年7月15日
Published Date 2016/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1430200094
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Summary
胚細胞腫瘍は、進行期にあっても「治るがん」のひとつであり、組織診断と病期、予後因子に応じて治療法が選択される。1997年以降、IGCCCG(International Germ Cell Cancer Collaborative Group)のリスク分類IGCCC(International Germ Cell Consensus Classification)が国際的に用いられるようになり、それまで各治療施設がそれぞれに個別の予後分類を使用していた状況を一変させた。IGCCCの有用性は今日でも疑う余地はないが、治療法の開発・進歩に応じて再検討が続けられている。
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