連載 Evidence “The Classic” Review【新連載】
《乳がん》ER陽性乳癌に対する補助療法─治療効果と投与タイミングを同時に示したSWOG-8814
原 文堅
1
1四国がんセンター乳腺外科
pp.128-129
発行日 2015年10月15日
Published Date 2015/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1430200021
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Summary
リンパ節転移陽性ホルモン受容体陽性閉経後乳癌女性に対する第3相ランダム化比較試験SWOG-8814(INT-0100)では、タモキシフェン(TAM)5年に化学療法(CAF:oral cyclophosphamide; 100mg/m2 day1〜14, doxorubicin 30mg/m2, fluorouracil 500mg/m2; iv on day1, 8)6コースを追加する効果、および化学療法の投与タイミング(TAMとの同時投与、または逐次投与)の2つが検討された。その結果、TAMにCAFを追加するベネフィットが示され、CAFからTAMの逐次投与がより優れていることが示された。
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