特集 医師のウェルビーイング
【個人で取り組むウェルビーイング】
❸コラム「私の趣味とウェルビーイング」—②筋トレ
横川 直人
1
1聖マリアンナ医科大学 川崎市立多摩病院 総合診療内科
pp.674-675
発行日 2024年6月15日
Published Date 2024/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429204832
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皆さんは筋力トレーニング、いわゆる“筋トレ”を行っていますか?
昨今、テレビやSNSをはじめとする多くの場で、芸能人やインフルエンサーから発信される筋トレについての情報を目にすることが増えてきていると感じます。文献によれば、ここ20年で週1回以上筋トレを行う人の数はおよそ2倍程度増加している1)とされます。しかし、わが国のフィットネス人口(フィットネスクラブの会員数÷総人口)は、わずか3%程度に留まっていることをご存じでしょうか。米国はおよそ18%であり、大きな差があることは明白です。2020年に始まった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行で、ジムに通う人口は減少し、その後多少の増加はありますが、わが国では未だフィットネスの浸透率が低いままです。では、どうしてフィットネス人口が増えないのでしょうか? おそらく“トレーニング=ダイエット”のイメージが強いからではないでしょうか?
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