What's your diagnosis?[246]
刺されて曲がって
貝田 航
1
,
金森 真紀
1
1神戸市立医療センター中央市民病院 総合内科
pp.636-640
発行日 2023年6月15日
Published Date 2023/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429204311
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病歴
患者:49歳、女性。12年前から日本に在住しているミャンマー人
主訴:多関節痛
現病歴:来院53日前から発熱、咳嗽、左手関節痛、右足関節痛、右下腿後面の疼痛が出現した。近医Aで解熱鎮痛薬の点滴(詳細不明)を使用するも、症状の改善は乏しかった。45日前から左手掌に数mm大の皮疹が見られた。42日前に発熱、咳嗽、左手掌の皮疹は軽快したが、四肢の関節痛は残存していた。41日前に近医Bを受診し、アセトアミノフェン、ロキソプロフェンを処方されるも、症状は改善しなかった。14日前に近医Cを受診し、プレドニゾロン10 mgを処方され、5日間内服したが症状は改善せず、その後も関節痛が残存するため当院を受診した。
ROS(-):悪寒戦慄、鼻汁、胸痛、腹痛、嘔気・嘔吐、下痢、血便、膀胱刺激症状
既往歴:なし
内服薬:アセトアミノフェン(頓用のみ継続)
アレルギー:なし
嗜好歴:喫煙なし、飲酒なし
海外渡航歴:来院の73〜45日前にミャンマーの実家に帰省
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