連載 見て,読んで,実践! 神経ビジュアル診察・26
顔が曲がる! 病変はどこ?—顔面神経麻痺
難波 雄亮
1,2
1亀田京橋クリニック
2亀田総合病院神経内科
pp.1041-1044
発行日 2020年6月10日
Published Date 2020/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227021
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顔面に麻痺が起きると,まず目に飛び込んでくる部位でもあり,とても症状が目立ちます.その顔面の筋肉を支配するのが「顔面神経」です.顔の表情は複雑な表現をするために,筋肉の動きも多彩です.額の皺,眼の周りの動き,鼻周囲の動き,口周囲の動き,頸部の筋肉の動き,と顔面神経麻痺には診るポイントが満載です.
顔面神経麻痺には大きく分けて2つの機序があります.末梢性顔面神経麻痺,中枢性顔面神経麻痺です.ではこの2つをどのように区別すればよいのでしょうか? 今回は顔面神経の所見の取り方を勉強しましょう!
*本論文中、関連する動画を見ることができます(公開期間:2022年5月31日まで公開)。
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