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病歴
患者:57歳、男性
主訴:好中球減少、高CRP血症
現病歴:2年前から胃薬を常用。2年前の血液検査で白血球(WBC)9,400/μL、好中球(Neut)5,499/
μLを指摘された。受診1カ月前から最高39.7℃の発熱、咳嗽、下痢を認めた。近医受診し、血液検査でWBC 3,900/μL、CRP 14.4mg/dL。上部消化管内視鏡検査、腹部エコーでは異常なし。感染症を疑われ点滴・経口抗菌薬5日分が処方されたが、体温37℃前後で下痢は持続していた。受診6日前に38℃前後の発熱が続くため前医を再診、血液検査でWBC 2,700/μL(Neut 621/μL)、CRP 13.6mg/dLだった。再度抗菌薬の点滴・経口抗菌薬を処方され、胃薬を変更されたが、症状改善しないため当院紹介受診。当院での血液検査で、WBC 3,100/μL(Neut 527/μL)、CRP 7.28mg/dL、RF 17IU/mL、ACPA <0.5U/mL、ANA 160倍(Homo)だが特異抗体は陰性、甲状腺ホルモン、ビタミンB12、葉酸は基準範囲内。便CD検査(GDH陽性・toxin陰性)からメトロニダゾールを投与したところ、解熱し、下痢も改善した。胸部CTにて上中肺野優位にすりガラス陰影を認め、ミノサイクリンを投与したが、血液検査でNeut 100〜400/μL、CRP 3〜15mg/dLが持続。血液内科に依頼したが、骨髄検査では特記すべき異常なし。初診から半年の時点で、再度39℃台の発熱を認め、精査目的に入院となった。
生活歴:タバコ20本/日(×40年)、アルコールなし
既往歴:なし アレルギー:なし
薬剤:ボノプラザンからファモチジンに変更
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