連載 人の心に寄り添う医療人になる・7
万物は渋滞する—「行動,言葉,思考,人,社会」流れを止めない・1
西成 活裕
1
,
山藤 賢
2
1東京大学先端科学技術研究センター
2昭和医療技術専門学校
pp.604-611
発行日 2016年7月1日
Published Date 2016/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206487
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山藤(さんどう):西成先生とは,8年ほど前ですかね,早朝の勉強会で知り合って以来の大ファンで,それ以降親しくさせていただいております.数学・物理をご専門とし,私は日本でも最高の頭脳のもち主の一人と尊敬しておりますが,そのような理系学者であるにもかかわらず,人間の本質的な部分を追及し,多様性をもって社会に対して優しい提案をされる先生に,そこはかとない期待を感じて大好きなんです.一昨年には,私が大会長を務めた第9回日本臨床検査学教育学会学術大会(2014年8月20〜22日)で,「急がば回れの教育論」というタイトルでご講演いただき,会場は立ち見も出るほどの超満員で大好評でした.本日は「東京大学先端科学技術研究センター教授」という『日本の最高峰の理系頭脳』にあえて『情緒的なことを聞く』ことを目的に参りました(笑)
西成:おっと,そうなんですね(笑)
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