オール沖縄!カンファレンス|レジデントの対応と指導医の考えVer.2.0・58
来院時間も大事な病歴
堀内 朱音
1
,
林 耕次
2
,
徳田 安春
3
1中部徳洲会病院
2中部徳洲会病院 消化器内科
3臨床研修病院群プロジェクト群星沖縄センター
pp.1319-1322
発行日 2021年10月15日
Published Date 2021/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429203433
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CASE
患者:70代、女性。 主訴:下腿浮腫。
現病歴:受診1カ月前より全身倦怠感、労作時の息切れが出現。元来活動的であったが、臥床しがちになっていた。受診約1週間前より節々の痛みを自覚。肩は疼痛のため、挙上困難であった。受診4日前に変形性膝関節症で通院中の整形外科を受診。膝に関節内注射を行い、ジクロフェナクが処方された。受診2日前に両側の下腿浮腫を自覚。浮腫の増悪傾向に不安を感じ、救急外来を受診された。
既往歴:糖尿病、高血圧症、両側変形性膝関節症。
嗜好歴:飲酒なし、喫煙なし。
内服薬:エンパグリフロジン10mg 1日1錠、メトホルミン500mg 1日2錠、メトホルミン250mg 1日2錠、エナラプリル5mg 1日1錠、ヒドロクロロチアジド12.5mg 1日1錠、アトルバスタチン5mg 1日0.5錠、ファモチジン10mg 1日2錠、アムロジピン5mg 1日1錠、メチルコバラミン500μg 1日3錠、ジクロフェナク37.5mg 1日2錠。
アレルギー歴:特記事項なし。
家族歴:特記事項なし。
生活歴:長女と2人暮らし、無職。
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