オール沖縄!カンファレンス|レジデントの対応と指導医の考えVer.2.0・18
「息が苦しい」患者が来院したら手指を観察せよ!
大村 里子
1
,
名嘉村 敬
1
,
石垣 昌伸
1
,
徳田 安春
2
1社会医療法人 仁愛会 浦添総合病院 呼吸器センター
2臨床研修病院群プロジェクト群星沖縄センター
pp.828-831
発行日 2018年6月15日
Published Date 2018/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201541
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
CASE
患者:61歳、男性。
主訴:労作時呼吸困難。
現病歴:1カ月前に咳嗽を伴う上気道症状があったが、自然軽快した。3週間前から咳嗽が再燃し、徐々に労作時呼吸困難が出現した。症状が改善せず仕事も継続困難となったため、当院を受診。経過中に発熱なし、痰なし、体重減少なし、夜間盗汗あり、周囲に同様の症状なし。最近開始された内服薬やサプリメントの摂取なし。
既往歴:高血圧症。
内服薬:ニフェジピン40mg、カンデサルタン2mg。
アレルギー:食事・薬剤ともになし。
家族歴:父;高血圧症、脳梗塞。母;喉頭がん。
生活歴:職業はタクシー運転手。20本/日×20年の喫煙歴あり(40歳で禁煙)。ビール500mL 2本/日、泡盛2合/日の飲酒はあるが、1カ月前から禁酒。
Copyright © 2018, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.