特集 メンタルヘルス時代の総合診療外来—精神科医にぶっちゃけ相談してみました。
【各論1】
精神科で対応するのが困難な各科からの精神科紹介事例集
塚原 美穂子
キーワード:
生活への影響
,
改善・悪化因子
,
コーピング行動
,
身体的評価
Keyword:
生活への影響
,
改善・悪化因子
,
コーピング行動
,
身体的評価
pp.964-972
発行日 2021年8月15日
Published Date 2021/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429203308
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
筆者は精神科医であるが、精神科、総合診療科、東洋医学科の診療、また企業での精神保健相談、障害者施設での相談・就労支援などに携わってきており、立ち位置としては浅く広く、今いる場所でできることを何とか考えて行う、というものである。そのため、筆者の視点が一般的な精神科医のものと言えるか定かでないが、逆に「どのような人が来ても何とかする」、という点では、総合診療の先生方と通じるかもしれない。
以下は、筆者のやや古い経験からであるが、精神科と他科のより良い連携のために、普段あまり書かれないような視点から、精神科で対応するのが困難な5つの紹介事例について書いてみた。なお、各事例はプライバシー保護のため、いくつかのケースを混合したり細部を改変している。
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.