特集 新時代の「在宅医療」—先進的プラクティスと最新テクノロジー
【スペシャル・アーティクル】ICT(情報通信技術)を使い倒す
病院と在宅・診療所を結ぶ「遠隔医療」「オンライン診療」
本村 和久
1
1沖縄中部病院 総合内科
キーワード:
遠隔医療
,
オンライン診療
,
D to D
,
D to P with N
Keyword:
遠隔医療
,
オンライン診療
,
D to D
,
D to P with N
pp.871-874
発行日 2021年7月15日
Published Date 2021/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429203274
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Case1
離島診療所での遠隔コンサルテーション
沖縄県には16の県立離島診療所があり、そこに単独赴任する医師は卒後9年目以下の若手医師で最も経験年数の少ない医師は総合診療専門研修3年次(最短で卒後5年目)である。診療の場は、診療所のみならず、在宅や施設など幅広い。
皮膚科に関する相談窓口は、研修プログラムをもつ沖縄県立中部病院の皮膚科医が関わっている。スマートフォンで撮った皮膚所見を皮膚科医に送ってコメントを得るコンサルテーションを行っている。整形外科領域でも、X線写真での骨折診断やその後のギブス固定の方法などを、スマートフォンの写真をもとに指導している現状がある。
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