オール沖縄!カンファレンス|レジデントの対応と指導医の考えVer.2.0・48
間質性肺炎の治療で糖尿病増悪は予測できたか?
服部 貴之
1
,
兼城 隆雄
1
,
徳田 安春
2
1医療法人沖縄徳洲会 南部徳洲会病院 外科
2臨床研修病院群プロジェクト群星沖縄センター
pp.1520-1523
発行日 2020年12月15日
Published Date 2020/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202922
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CASE
患者:79歳、女性。無職。
主訴:歩行後息切れ。
現病歴:進行性膵尾部がんで全身化学療法施行中であった。化学療法来院時に、歩行後息切れを認めていた。化学療法時血液検査で炎症所見を認め、胸腹部単純CTを施行した。両側肺野にすりガラス陰影や網状影の所見を認めたため、間質性肺炎の診断で入院となった。
並存症:膵尾部がん・多発肝転移・骨転移。
既往歴:糖尿病、肺がん術後。
薬剤歴:抗がん薬:ゲムシタビム塩酸塩、トホグリフロジン水和物20mg 1錠、1日1回。ブロチゾラム0.25mg、1日1回。ボノプラザンフマル酸塩10mg、1日1回。アセトアミノフェン800mg、1日4回。酪酸菌細粒1g、1日3回。
喫煙・飲酒歴:なし
アレルギー歴:なし
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