オール沖縄!カンファレンス|レジデントの対応と指導医の考えVer.2.0・44
侮るなかれ、40代男性の意識消失
仁藤 寛文
1
,
平良 翔吾
1
,
徳田 安春
2
1社会医療法人 友愛会 豊見城中央病院
2臨床研修病院群プロジェクト群星沖縄センター
pp.1007-1011
発行日 2020年8月15日
Published Date 2020/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202766
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CASE
患者:43歳、男性。
主訴:意識消失、前胸部痛。
既往歴:高血圧、良性発作性頭位めまい症、胃潰瘍、両側股関節症。
内服薬:なし。
家族歴:祖母;大動脈解離の手術歴あり、母;糖尿病、父;白内障、兄;高血圧。
嗜好歴:喫煙歴(40本/日×20年間)、飲酒歴(週2回 泡盛1合)。
現病歴:受診4日前、買い物中に突然前胸部の疼痛を認め、その後意識消失したため、当院へ救急搬送された。搬送後には意識状態は改善しており、胸部の違和感は残存するも、迷走神経反射疑いで帰宅となった。その後、胸部症状は消失していた。受診日午前8時半、農作業中に突然背部痛が出現し持続するため、救急外来を再受診した。
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