特集 下降期慢性疾患患者の“具合”をよくする—ジェネラリストだからできること!
【外来と在宅で診ている下降期慢性疾患】
2.進行した慢性心不全
❹在宅酸素療法を使いこなす
立石 哲則
1
,
岡田 悟
1
1東京北医療センター総合診療科
キーワード:
慢性心不全
,
中枢性無呼吸
,
在宅酸素療法
,
夜間酸素療法
,
持続式陽圧呼吸療法
Keyword:
慢性心不全
,
中枢性無呼吸
,
在宅酸素療法
,
夜間酸素療法
,
持続式陽圧呼吸療法
pp.693-695
発行日 2020年6月15日
Published Date 2020/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202645
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慢性心不全(chronic heart failure:以下CHF)は、適切な薬物治療を行ったとしても、急性増悪を繰り返しながら経過とともに緩徐に進行する、慢性進行性疾患である。終末期心不全患者の88%に最終的に呼吸困難があるとされ1)、CHFの診療で最も聞かれる症状の1つだろう。CHFに伴う呼吸困難に対しての薬物療法は他稿に譲り、本稿では、プライマリ・ケアの場で導入する機会も多い在宅酸素療法(home oxygen therapy:以下HOT)の適応、および効果について概説する。
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