特集 教えて!医師のためのビジネス・スキル
【組織マネジメント 臨床マネジメントQ&A】
Q3 院内で、ある医師の行動が「チームの和を乱す」「自分でどんどん決めてしまう」など問題が指摘されています。どうしたらよいでしょうか?
柏木 秀行
1
,
井村 洋
2
1飯塚病院 連携医療・緩和ケア科
2飯塚病院 総合診療科
キーワード:
リーダーシップ
,
学習者
,
内省
,
人材マネジメント
Keyword:
リーダーシップ
,
学習者
,
内省
,
人材マネジメント
pp.1189-1191
発行日 2019年10月15日
Published Date 2019/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202294
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良い悪いは別として、医療現場や各職種に対する医師の影響力は大きい。その範囲とパワーは、医師自身が想定している以上であり、知らず知らずのうちに重大な結果を生み出していることを経験する。対して、診療科部長の各医師に対する影響力は、小さいとは言わないが、すべての所属医師に「右向け、右!」ができるほどの影響力は、有していないことが多い。また一方で、本稿のタイトルQ3に示されたような医師が、多くの入院患者を担当しており、往々にして「仕事をさばける医師(やつ)」であることが多いため、頭が痛い。
そのような苦しい状況のなかで、本稿では、タイトルのQ3と同様の行動をとる医師に対して、どのようなマネジメントを行えばよいのかを考えてみる。
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