特集 —ノーモア見逃し—日常の検査と画像に潜むピットフォール
扉
徳田 安春
1
1臨床研修病院群プロジェクト群星沖縄
pp.902-903
発行日 2019年8月15日
Published Date 2019/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202196
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テクノロジーの発達によって、さまざまな検体検査や画像検査が開発され、臨床現場で使用されるようになりました。これらによって正確かつ早期の診断が可能となり、適切な治療介入につながることで、多くの病気において患者さんのアウトカムを改善することが可能になりました。
しかし一方で、検査や画像には「落とし穴」も潜んでいます。ターゲットとする疾患や病態への感度と特異度、検査タイミングによる正確度の低下、読影医師の要因による見逃し、誰にでも見逃されやすい所見など、検査や所見に付随するざまざまな要因によるトラブルが、現場で散見されています。
現場の医療者が、検査や画像の限界についての確かな知識と最新のエビデンスを得て、日常検査と画像に潜むピットフォールに陥らないよう、本特集を企画しました。
*今回、画像では見逃しが問題となる胸部単純とCTを取り上げ、エコーやMRIは割愛させていただいた。
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