特集 こんなときこそ漢方を!
扉
岡部 竜吾
1
1伊那市国保美和診療所
pp.1610-1611
発行日 2018年12月15日
Published Date 2018/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201806
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総合診療の場には多彩な訴えや、一人で多くの訴えを持つ患者が訪れる。診断がつき標準的な現代治療を行っても、患者の愁訴の改善に繋がらないこともある。そんなときに漢方薬を使用すると、問題解決に繋がることがある。
前回(本誌26巻3号特集)は漢方薬の使い方の基本や副反応を示したうえで、いくつかの特徴を目安に使用でき、漢方初学者でも効果を実感できる、エキスパートお薦めの2〜3の処方を、その典型的治療例と共に紹介した。本特集でも前回と同様の趣旨と構成で、日常診療のお役に立てる「こんなときこそ、この漢方」を紹介していきたい。具体的には、虚証と実証の漢方治療の実際とお薦め処方を、また、風邪の初期とこじれた場合の処方を、そのほか婦人科・小児科・緩和医療・疼痛・高齢者のマルチモビィディティーの処方などを紹介する。
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