オール沖縄!カンファレンス・16
「先生、まだ胸が痛いんです」
伊集 広城
1
,
徳田 安春
2
1南部徳洲会病院循環器科
2臨床研修病院群プロジェクト群星沖縄センター
pp.586-590
発行日 2018年4月15日
Published Date 2018/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201480
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CASE
患者:47歳、女性。
主訴:胸痛。
既往歴:甲状腺機能亢進症(20歳台で投薬加療歴はあるが、現在はなし)、気管支喘息。
生活社会歴:職業は事務員。飲酒・喫煙歴なし。
家族歴:母・姉に気管支喘息。
現病歴:現在は特に病院の定期通院はない。職場健診では特記すべき異常は指摘されていない。来院当日の朝、起床後に突然発症の胸痛が出現し、改善がないとのことで救急要請され、当院へ搬送となった。胸痛は朝から徐々に増悪傾向であり、胸骨背面に手掌大の範囲に鈍い痛みを感じる。放散痛はなく、呼吸や体位での症状の変化はない。
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