オール沖縄!カンファレンス・15
発熱患者における問診!「+α」を聞き逃すな!
安次嶺 宏哉
1
,
徳田 安春
2
1沖縄協同病院総合内科
2臨床研修病院群プロジェクト群星沖縄センター
pp.425-429
発行日 2018年3月15日
Published Date 2018/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201425
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CASE
患者:89歳、女性。
主訴:来院9日前から持続する発熱。
既往歴:高血圧症、脳梗塞(左片麻痺残存)、不眠症、便秘症。
内服歴:バルサルタン、アムロジピン、シロスタゾール、ラメルテオン、スボレキサント、メマンチン、トラゾリン、大黄甘草湯。
家族歴:特記事項なし。
生活歴:喫煙・飲酒歴なし。
現病歴:来院9日前に上腹部痛と嘔吐を認め、当院救急外来を受診し、急性胃腸炎の診断で対症療法後に帰宅となった。腹痛などの自覚症状は改善したが、帰宅後から37.4〜38.4℃の発熱が持続。来院前日にかかりつけ医を受診したところ、血液検査でCRP 12.9mg/dLを指摘され、当院へ紹介となった。
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