特集 うつより多い「不安」の診かた—患者も医師も安らぎたい
扉
宮崎 仁
1
1宮崎医院
pp.1166-1167
発行日 2017年9月15日
Published Date 2017/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201095
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
人は、なぜ医療機関を受診するのだろうか?
それは、「不安」を払拭するためである。
プライマリ・ケアで遭遇するコモンな身体愁訴である動悸やめまい、頭痛の背後にも、患者の不安が渦巻いていることに、多くの臨床医は気がついていない。
本特集では、日常診療の現場では、実は「うつ」よりも頻度が高く、うつと併存することが非常に多い「不安」にスポットを当てる。
「不安症/不安障害」を同定できる質問を身につけて、きちんと評価できるようになろう。
診療のさまざまなシーンで遭遇する不安と、その対処法についても知っておきたい。
さらに、ベンゾジアゼピン系薬に頼らない治療とマネジメントについて考えたい。
「不安」を制するものは、プライマリ・ケア診療を制する!
Copyright © 2017, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.