特集 これがホントに必要な薬40—総合診療医の外来自家薬籠
総論
適正な薬物療法とは何か?—プライマリ・ケアにおいてどのように処方集を構成すべきか
植田 真一郎
1
1琉球大学大学院医学研究科 臨床薬理学
キーワード:
エッセンシャルメディシン
,
パーソナルドラッグ(P-drug)
,
EBM
,
添付文書
,
審査報告書
,
治験
,
市販後の安全性
,
相互作用
Keyword:
エッセンシャルメディシン
,
パーソナルドラッグ(P-drug)
,
EBM
,
添付文書
,
審査報告書
,
治験
,
市販後の安全性
,
相互作用
pp.288-295
発行日 2017年3月15日
Published Date 2017/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429200788
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適正な薬物療法とは、「その患者において適正な薬剤を選択し、適正に使用する」ということである。「使用」には、適切な用量や用法(投与間隔・投与期間など)、剤形などが含まれる。したがって、重要な病態生理学的な知識、臨床疫学や臨床薬理学の知識、その理論の理解と感覚を身につけることは基本であるが、本稿では「総合診療医」があらかじめ必要な薬剤を選択し、その薬について知り尽くして適切に処方するにはどのような感覚をもち、どのように考えればよいのか、というコンセプトのもとに記述してみた。
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