What's your diagnosis?[164]
待ってる場合じゃない!GO!GO!
四茂野 恵奈
1
,
田中 孝正
1
,
藤本 卓司
1
1田附興風会医学研究所北野病院総合内科
pp.632-635
発行日 2016年8月15日
Published Date 2016/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429200601
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病歴
患者:79歳,女性.
主訴:坐位が保持できない.
現病歴:入院3日前夕方に寒気とふらつきを自覚した.体温は37.0℃だった.1日前近医を受診し,血液検査で肝臓の数値が高いと指摘されて,抗菌薬を処方され1錠内服した.来院当日朝,脱力感が強く,起き上がろうとすると後ろに倒れてしまい,坐位が保持できず,救急搬送となった.
陰性症状:戦慄,咳嗽,喀痰,咽頭痛,鼻汁,頭痛,腹痛,嘔気・嘔吐,下痢,関節痛,排尿時痛,残尿感,頻尿,寝汗,食欲低下,体重減少.
既往歴:35年前に子宮外妊娠(開腹手術),11年前に白内障(両側手術),6年前に小脳梗塞(後遺症なし),4年前と1年前に腰部脊柱管狭窄症椎弓切除術,腰椎椎体間固定術.
家族歴:なし.
内服歴:クロピドグレル75mg,L-アスパラギン酸カルシウム200mg,αカルシドール0.5μg,リセドロン酸ナトリウム17.5mg,ロキソプロフェンナトリウム60mg,ブロチゾラム0.25mg,メコバラミン1,500μg,プラバスタチン10mg.1日前より開始:セフカペンピボキシル100mg.
アレルギー:なし.
喫煙歴:なし.
飲酒歴:なし.
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